私は普段、テキストエディタとしてはKateを使っています。Kateはとても高機能で重宝しているのですが、KDEユーザーでもないのに使用している(KDE関係のアプリケーションが依存パッケージとしてインストールされる)ことの違和感があり、また、エディタとしては少し重いことも気になるところです。
私はVimはコンソール上での作業には使用するのですが、もう少しエディタとして積極的に使ってみたいなと思い、新しもの好きとしてNeovimに挑戦してみようかなという気分になりました。
以下、Manjaroでデスクトップ環境LXQt上でNeovimをインストールした際のメモです。
(実はVim初心者なので、誤った理解があるかもしれません。)
インストールと設定
NeovimはManjaroの公式リポジトリからpacman コマンド等でインストールできます。クリップボードの使用時で必要になる xclip(またはxsel)、python-neovimなどもついでにインストールします。
Neovimでは、設定ファイル(Vimでいうところの.vimrc)について、~/.config/nvim/init.vim を読みこむようになっている(
参照)ので、.vimrcの内容をそこにコピーしました。
また、Neobundle等のプラグインのインストールディレクトリも、~/.config/nvim/bundle/ になるので、init.vimの中身もそのように書き換えます。
qterminalとの相性
Manjaro LXQtで公式リポジトリに入っていて、それなりの多機能のターミナルはqterminalになると思いますが、現在公式リポジトリに入っているバージョンではNeovimが動かないことが報告されています(
参照)。qtermwidget のgitバージョンをAURからインストールすると「Neovimが動かない」という不具合は解決していますが、今度は「全角文字の文字間隔が少しおかしい」という状況になります。
とりあえず、当面ターミナルとしてrxvt-unicode-patched(AURパッケージ)を使用することにします。rxvtは軽量で、~/.Xresources ファイルで容易に設定することができます。
クリップボードの使用
Neovimでは、クリップボードにコピペする際に、外部パッケージであるxclip(またはxsel)が必要みたいです(
参照)。したがって、公式リポジトリからxclipをインストールして、init.vim内に以下の行を追加します(
参照)。
set clipboard=unnamed,unnamedplus
Neovim-qt
NeovimのQt5クライアントとして、
Neovim-qtが開発されており、gitバージョンがAURから入手できます。Neovimでは(Vimでは存在した)guifontなどの変数が除かれているのですが、Neovim-qtではフォントの設定は別の方法で行われます(
参照)。このあたりは、私の理解が足りないので、今後勉強したいと思います。
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