Manjaro Linuxでは、基本的にソフトウェアパッケージは常に最新版を使用します。パッケージの更新が公式リポジトリやAURにあがると、パッケージマネージャー(pamac、octopi)は「アップデートがあります」と通知をするので、ユーザーとしては脊髄反射的にアップデート作業を行います。
ここ数日、mikutterで画像表示がうまく行かないトラブルがありました。タイムライン上の画像のURLをクリックして、新しいウインドウで画像を開く際、「Loading」の表示で止まってしまう不具合です。
原因を調べたところ、8/25にRuby-mini_portileがアップデートされた(0.6.2→0.7.0rc2)ので、それをインストールしていたことがわかりました。
Ruby-mini_portileは、mikutterの依存パッケージである Ruby-nokogiriの依存パッケージです。このアップデートによって、Ruby-nokogiriがうまく動作しなくなったものと考えられます。
/var/cache/pacman/pkg のディレクトリに残っていた、0.6.2のパッケージファイルを使用して、sudo pacman -U コマンドで再インストール(ダウングレード)したら、不具合が治りました。
問題は、yaourtを使って、新規でmikutterをインストールしようとすると、依存パッケージとしてRuby-mini_portileの最新バージョン(0.7.0rc2)がインストールされてしまう、ということです。
パッケージのバージョン管理を考慮した解決策としては、まず、Ruby-mini_portileをインストールしますが、その際、PKGBUILDを編集して、バージョン番号等を書き換えて、0.6.2をインストールするようにします。その後、mikutterをインストールする、という手順になると思います。
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