Manjaro Linuxについては、ここ数ヶ月の間、大規模なアップデートが幾度かあっています。Manjaro JPで6月に公開したisoを現時点でインストールした場合、いきなり500Mbyte 超のアップデートに出くわします。
通常、インストール後に最初にやる操作として、pacman-mirrors コマンドで最速のミラーサーバーを設定します。
sudo pacman-mirrors -g
その後、ミラーサーバーのリポジトリを同期して、パッケージを更新します。
sudo pacman -Syyu
そうすれば、回線の状況にもよりますが、時間をかけてアップデートが進められます。
そこで、問題は、数カ月分のアップデートを受けることになりますので、その間に行われた仕様変更などによって、いくつか不具合が発生することです。そうなったときの対処法を示します。
QtアプリケーションからGTK+スタイルが消えた件
これについては、以前も
書きました。Manjaro LXQtの環境で確認した結果、以下の作業で多分対応できると思われます。
- qt5-stylepluginsのインストール
sudo pacman -S qt5-styleplugins
- メニューから「設定」→「LXQt Settings」→「LXQt 外観の設定」を選択。1. の操作を行うことによって、「ウィジェットのスタイル」が増えていることが確認できると思います。ここで「gtk2」を選択すると、元のGTK+と同じようなスタイルになります。
なお、
以前の記事では/etc/environment の編集やqt5ctのインストールについて言及していましたが私のmanjaro lxqt 環境ではこれらの作業は不要ということが確認できました。
なお、設定ファイルは、~/.config/lxqt/lxqt.conf になります。
メニューからmanjaro settings managerが消えた
~/.local/share/applications/ ディレクトリ内を確認し、manjaro-settings-manager.desktopというファイルがあれば、削除してください。
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