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rago1975の部屋

このブログは管理人が個人的に興味がある事項を書き留めておくメモみたいなものです。当面は、Manjaro Linux関係の記事が中心になります。

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Manjaro toolsによるカスタムLiveDVDの作成

以前、Manjaroiso によるカスタムLiveDVDの作成という記事でmanjaroisoというツールで、自分好みのLiveDVDイメージを作成する方法について解説しました。Manjaro 0.8.12からはManjaro-toolsが開発され、manjaroisoに代わってLiveDVDが作成できるようになりました。ここでは、その概要について説明したいと思います。

Manjaro-toolsは公式のリポジトリから入手できます。Manjaro-toolsについての説明はwiki(英語)で書いてあります。Manjaro-toolsには色々な機能があるらしいのですが、LiveDVDの作成については、このチュートリアル(英語)がわかりやすいです。

では、実際にManjaro-toolsを使用して、LiveDVDを作成してみましょう。作業の前に、manjaro-tools-iso-profilesをgithub(リンク)から取得する必要があります。manjaro-tools-iso-profilesはDVDイメージを作成する際の設定ファイル群みたいなものです。
manjaro-tools-iso-profilesを取得・展開すると、「kde」「xfce」などのディレクトリが作成されます。「shared」ディレクトリに、各デスクトップ環境共通の設定ファイルが置かれています。
例えば、「xfce」ディレクトリに移動するとPackages-Xfceというファイルがあります。このファイルはxfce版のDVDイメージ(.isoファイル)を作成する際に同梱させるアプリケーションを記載したものです。ここに記載されたアプリケーションは、依存アプリケーションを含めてDVDイメージに加えられます。同様に、「xfce」ディレクトリ内には「Packages(sharedディレクトリからのインク)」、「Packages-Livecd(同)」が置かれており、必要に応じてこれらのファイルを編集します。

「xfce」ディレクトリ内に「xfce-overlay」という子ディレクトリがあり、この子ディレクトリの内容をインストールした後のシステムに上書きします。例えば、各ユーザーに共通の~/.xprofileを設定したい場合、「xfce-overlay」の /etc/skel/ ディレクトリ内に共通の .xprofile ファイルを置きます。

設定ファイルの編集が終了したら、システムにManjaro-toolsがインストールしてあることを確認したうえでmanjaro-tools-iso-profilesのルートディレクトリに移動し、buildisoコマンドを実行します。
例えば、xfceで64ビット(x86_64)のシステム、stable ブランチの場合、コマンドは次のようになります。
sudo buildiso -p xfce -a x86_64 -b stable
作業が終了すると、(デフォルトの設定の場合)/var/cache/manjaro-tools/iso/ ディレクトリ内にisoファイルが生成されています。

(かなり説明を端折っています。wiki、チュートリアル等を参考にしてください。)
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プロフィール

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rago1975 (Takefumi Nagata)
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性別:
男性
自己紹介:
熊本在住の一般人です。Manjaro Linux関係の翻訳などを少々やっています。
twitter: https://twitter.com/rago1975

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