Manjaro Linux のインストール
Manjaro Linuxのインストールは、
ここを参考にしていただければスムーズに行くのではないかと思います。0.8.9になって、
何か新しい機能が追加されたり、日本語訳がおかしいところもありますが、だいたい似たような感じです。先日も書いたとおり、ISOファイルをDVDに焼いたものを使用すると失敗する可能性があります。USBメモリの使用をおすすめします。
なお、このインストーラーは
AntergosのCnchiをフォークしたものです。
インストールがうまくいったら、Xfce版の場合、このようなデスクトップ画面が現れると思います。(仮想環境で動かしている関係で、画面が少し切れています。)。OSインストールの時点で、webブラウザ(Xfce版:Firefox、Openbox版:Midori)、メーラー(Thunderbird)、テキストエディタ(gedit)、Libreoffice、VLCメディアプレーヤー等が入っています。
Manjaro Linux のインストールの後にすること
Manjaroをインストールしたら、まず、公式リポジトリに使用するミラーサーバーの最適な設定を行うことを推奨します。Manjaroのミラーサーバーは日本を含め世界中に存在しますが、最も速くて、情報が新しいサーバーを自動的に見つけることができます。
画面の左下の緑のロゴをクリックするとメニューが表示されます。メニューから「ターミナルエミュレーター」を選択すると、xtermが立ち上がります。
xterm上で以下のコマンドを入力します。sudo の使用に関して、ユーザーパスワードの入力が求められます。
sudo pacman-mirrors -g
このコマンドを入力すると、自動的にスクリプトが実行され、ミラーサーバーの設定の最適化が行われます。実行後のミラーサーバーの設定は /etc/pacman.d/mirrorlist というファイルに保存されます。
Manjaro Linuxはローリング・リリースであり、日々、パッケージが更新され続けています。Manjaro 0,8,9がリリースされた時点(14年2月)からの更新をPCに反映される必要があります。以下のコマンドを入力します。
sudo pacman -Syyu
pacman コマンドの概要については
ここを参照してください。リポジトリとの同期が行われ、以下のメッセージが表示されます。
以下のパッケージを最初にアップグレードする必要があります:
manjaro-system
ここで、「インストールを行いますか?」と訊かれるので「y」を選択して先に進みます。途中で何度が質問が出てきますが全て「y」でいいと思います。
システムの更新が終了したら、今度は個々のソフトウェアの更新を行います。再度pacmanコマンドを使用します。
sudo pacman -Syu
先ほど、一度リポジトリの同期を行っているので、今度はコマンドのオプションの「y」は一つでいいです。コマンドを実行すると大量の更新リスト(Xfce版の場合、約250パッケージ、約500MB)が表示され、「インストールを行いますか?」と訊かれます。「y」を選択すると、更新が始まります。
システム・ソフトウェアの更新については画面上に通知が現れます。上の画面において、右下に太陽みたいなアイコンがあります。これは、
pamacというManjaro独自のソフトウェアのものなのですが、システム・ソフトウェアの更新がある場合、このアイコンが赤くなります。なお、pamacを使って、GUIでソフトウェアの検索・インストールを簡単に行うことができます。
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