Manjaro Linuxの色々な設定を実行するGUIツールとして、Manjaro settings manager というプログラムが用意されています。これを使えばロケールの設定や、ユーザーアカウントの追加、カーネルの設定をGUIで行うことができます。
言語(ロケール)の設定
Xfceの場合、アプリケーションメニューから、Manjaro settings managerを起動させることができます。(もし、アプリケーションに入っていない場合、pacmanで「manjaro-settings-manager」というパッケージをインストールすれば使えるようになります。)rootのパスワードを入力すると上のようなウィンドウが現れます。
この画面で「言語(Language)」をクリックすると、下の画面に切り替わります。
ここでは、英語(USA)と日本語が選択可能です。この画面で「追加(add)」をクリックすると、言語を追加することができます。「システムの言語」「システムのフォーマット」のそれぞれに言語を選択しチェックすると、次回の起動時から、システムのメッセージ等がその言語で表されるようになります。
注:システムの言語を選択し、再起動する前に、その言語が必要とするフォントをインストールしておく必要があります。(日本語の場合、ttf-sazanami等)フォントが無い場合xfdesktop等が起動しないトラブルが発生する可能性があります。
カーネルの設定
Manjaro settings managerを起動させた後の画面で、「kernel」をクリックすると下の画面に切り替わります。
この画面では、Manjaro Linuxがサポートしているカーネルのバージョンが表示されます。カーネルのバージョンによって青文字で「LTS」「Recommended(推奨)」というコメントがされています。画面の例では、Linux 3.12.24-1がインストールされていて、現在実行されていることが緑文字で示されています。各カーネルについて、「Install」をクリックすると、カーネルがインストールされます。ちょうどコマンドラインで「sudo mhwd-kernel -i」を実行するのと同じことをGUI上で行っています。
カーネルをインストールした後に、システムを再起動させ、起動画面で「Advanced options for Manjaro Linux」を選択し、起動を行うカーネルを設定することができます。
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