確か、Manjaro Linuxを初めてインストールしたのが去年の6月29日なので、もう、使い始めて1年になります。
私は、今から10年以上前、大学院(化学系)の院生だったころ、研究室のメールサーバーなどおの管理をしていました。当時はSolaris、DEC OSF/1 をいじっていました。
大学院を出てからは、UNIXとか触る機会もなかったのですが、去年の春頃、ふと、「自宅のPCのデスクトップをLinuxにしよう」と思いました。Windowsでいろいろ遊ぶのに飽きたのだと思います。
それで、ます、
openSUSE (KDE)を使い始めたところ、私がUNIX触っていた頃に比べて格段にデスクトップ環境が進化していて、操作もwindowsより使いやすくて、びっくりしました(今でもLinux初心者にはopenSUSEを勧めます。)。ただ、なんとなく物足りなさを感じてしまい、いろいろディストリビューションについて調べていたところにArch Linuxの存在を知りました。Archは面白そうだけれどもすごく面倒くさそうなイメージを持ちながら、distrowatchを眺めていたらManjaro Linuxが引っかかったわけです。
私がインストールしたのは0.8.6で、その時もインストールはスムーズに行きませんでした。当時のインストーラーはパティションを切るときにgpartedを呼び出していたのですが、英語以外の言語ではそのあたりが上手く表示されなかったことを覚えています。
それ以降、システムアップデートは上手くいっていて、システムのクリーンインストールの必要はなかったです。あらゆるパッケージが常に最新の状態に近いというのはすごいことだと思います。(ただ、この間、0.8.10のインストーラーの機能確認のためにクリーンインストールをやってしまったのですが。)
私が使い始めた頃は、日本語で入手できる情報は極めて限定的でした。manjarolinuxのドメインが何故か日本の出会い系業者が抑えていて、検索上位にそれが出るという状況だったと思います。この1年の間に少しずつ、日本のブログでも紹介されるようになって、若干ですがユーザーが現れるようになったかなと思います。
オープンソースのコミュニティでは、どこもそうですが、特に
Arch Linuxではユーザーのコミュニティに対する貢献が強く求められています。Manjaroもそうです。ですので、私もできることといったら翻訳ぐらいしかないのですが、ユーザーとしての立場で、ささやかながら貢献していきたいと思います。
Manjaroはドイツのディストリビューションで、Manjaro 公式の
Forumもヨーロッパの人が多く、向こうの思想的な雰囲気がなんとなく伝わってきて興味深いところであります。運営面でのゴタゴタ(揉め事)は日常茶飯事ですが、ユーザーとしては今の開発体制が当面続いてくれれば、と思います。
以上、特に面白くない話でした。
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