8月にManjaro Linuxの日本語対応版のisoイメージを公開(
Sourceforge.jp、及び
Sourceforge.net)しました。全然宣伝していないのですが、合わせて80ダウンロードぐらいです。
Manjaro JPの次期リリースについては、本家の次期バージョンのリリースに合わせて行いたいと考えています。
Manjaro Linuxについては、(これまでのリリース間隔を考えると)10月中に0.8.11が出るのではないかと思うのですが、Manjaro JPもそれに合わせることになると思います。
Xfce
Xfceの「日本語でインストールしたらデスクトップがクラッシュする問題」については、私自身、何度か公式forumに意見しているのですが、次期リリースで直る見込みではありません。したがって、XfceはManjaro JPで必ず出します。入力メソッドはfcitx-mozc、デスクトップのフォントは「源ノ角ゴシック」(いつの間にか公式リポジトリに入っていた)あるいは「Droid sans fallback」にすることを検討しています。悩ましいのは、プリインストールするアプリの選択で、例えば本家はメーラーとしてThunderbirdだけど、国内向けにはsylpheedのほうが良くね?とか、そういう話です。
KDE / Openbox
Manjaroは公式には、Xfceの他にKDE、Openboxの各エディションを配布しています。Manjaro開発チームの中では、KDE、Xfce、Openboxを3種類を揃えることで、重要DE、中間、軽量DEに対応する、という考えがあるみたいです。
ただ、Manjaro JPの話になると、KDEは私の仮想環境では上手く動作せず、また、どちらかというとManjaroに軽量性を期待するユーザーが主流の中でKDEの需要があるのかわからない、ということもあり、KDEは現在未着手であり、リリースの目処はありません。
Openboxは、日本語入力の設定は、実際はXfceと同じで
以前書いたとおり。ただ、Openboxの場合、ttf-droidが入っているので、言語を日本語にしてもクラッシュしません。また、言語を日本語にしても右クリックメニューは英語という仕様だったり、カスタマイズのために自分で設定ファイルを編集する場面が多くなる等、Fcitxのプリインストールによるメリットが、あまり感じられないと思います。したがって、Openboxもリリースの予定はありません。
Community Edition
その他、Community Edition からは、Gnome系としてMateでのリリースを引き続き考えています。これは個人的な好みの問題になりますが、Mateのほうが使いやすいと思います。また、Cinnamonの端末(gnome-terminal)はManjaro ではFcitxとの相性があまり良くないように見えます。(なぜか、Manjaro Cinnamon Editionでは、端末上で日本語入力が上手く行かない)
その他は、LXDEかLXqtでのリリースを検討しています。LXDEは一応試作しています。LXqtはコンポーネントがAURパッケージなので、今後の状況を見ながら検討することになります。
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